標準OBD2のフル車両スキャンを実行する
複数の標準OBD2チェックをまとめて確認できます。車両識別情報、現在の排出ガス関連故障コードと保存されているコード、対応する酸素センサーと非連続モニターの結果、取得可能なリアルタイムセンサー値を確認します。「フル」はOBDチェックを一括で確認できるという意味で、すべての車両モジュールをUDSでスキャンする意味ではありません。
スキャンで読み取る内容
開始するとOBD CANがアダプターを初期化し、Mode 9の車両情報、現在・保留・恒久DTC、対応するMode 5の酸素センサー結果、Mode 6のモニターテスト、車両が対応すると通知したMode 1 PIDを読み取ります。結果は取得できたセクションから順次表示されます。スキャン中に接続が切れても、完了したセクションを含むレポートを保存できる場合があります。
対象範囲は車両の標準OBD対応状況、ECUの応答、アダプター、プロトコルによって異なります。このスキャンではABS、エアバッグ、トランスミッション、車体、メーカー固有のすべてのモジュールには問い合わせません。車両固有の複数モジュール診断については、UDS診断ガイドをご覧ください。データが返されなかったセクションは、その要求で取得できるデータがなかったことを示すだけで、システムに問題がないことの証明ではありません。
実行と結果の確認
- ログインし、対応するBLE OBD2アダプターを車両に接続します。
- フル車両スキャンを開いて開始します。各セクションの確認中はアプリを開いたままにし、接続を安定させてください。
- セクション見出しとスキャン状態を確認します。現在、保留、恒久のコードを区別し、接続が切れた場合はどのセクションが完了したか記録してください。
- コードの説明とモニターの値を確認し、レポートメニューから内容をコピーするか画像を保存します。テスト履歴ボタンから保存済みスキャンを後で開けます。
例:一時的に点灯した警告灯
昨日エンジン警告灯が点灯し、今日は消えている場合、接続してスキャンを実行します。現在・保留・恒久コードの各セクションを比較し、対応するモニター結果も記録します。コードが見つかったらレポートを保管し、資格のある整備士にコードと症状を相談してください。標準OBDスキャンで異常がなくても、断続的な故障や問い合わせ対象外のモジュールにだけ保存された故障は否定できません。
利用条件と制限
スキャンの開始にはログイン、接続済みの対応BLEアダプター、有料メンバーシップが必要です。アダプターは別売りです。iOSは従来型BluetoothおよびWi-Fiアダプターに対応していません。結果は診断の参考情報であり、修理の指示ではありません。コードの消去は別の操作であり、原因を直すものではありません。
よくある質問
このスキャンで各ECUを確認できますか?
いいえ。利用可能な標準OBD2チェックをまとめるもので、UDSによる全モジュールスキャンではありません。
「コードなし」なら車両は正常ですか?
いいえ。その時点で問い合わせたECUと対応チェックが返した内容を示すだけです。